プログラミング教育の目的と効果

たまに弊社のプログラミング教室の体験に来てくださる方で、「プログラミング教育って意味ありますか?」とご質問いただく場合があります。(実際にはもう少し柔らかく質問いただきます)

プログラミング教室を初めて2年経ち、100名以上の生徒さんと携わってきましたが、自分なりの答えを紹介したいと思います。(半年後には変わっているかもしれませんが、、、)

 

長期的な観点での意味/効果

プログラムを作る事により、物事や実現したいことを段階的(論理的)に思考できるようになります。

たとえば、「ホットケーキを作る」という目的がある場合、「材料を揃えて焼く」という大雑把な考えではなく、「材料を調べる⇛フライパンを用意する⇛油をひく⇛火をつける⇛焼く・・・・」のように段階的に落とし込む能力がつきます。

また、プログラムを作る事によって、「あれが作りたい!」「ここを変えたらどうなるかな?」など連鎖的に思考を深めることで、創造力も身につくと思います。

1年以上続けて受講している子を見ていると、「あれ?こんなにわかってたっけ??」とか「自分で考えれるようになってきたなぁ」と実感する事がよくあります。

したがって、これらについては継続的に取り組む必要があるため、短い期間のプログラミングでは身につきにくいのではないかなと思います。

 

短期的な観点での意味/効果

物事を集中して取り組む機会の一つとしてプログラミングは有効と考えています。入会したときは「集中力が無いなぁ、、、」と感じる子でも、数ヶ月で「頑張ってるやん!!」と見違えるようになる子が結構います。

やはり、インプットとアウトプットを繰り返すことにより、自分自身でも成長していることが感じ取れるので、楽しくなってくるのではないかなと思います。

あと、質問する力がつきます。

プログラムを作っていくうちに、必ず理解できないところがでてきます。プログラムがうまく動かない時の質問は結構難しくて、「先生、うごかへん~」と聞かれても、「どこが動かないの?」と聞くようにしているので、質問内容を整理する事が必要となります。

「〇〇したけど☓☓の部分が動いていない」というふうに具体的に質問できるようになってきます。

 

2020年プログラミング教育必修化の目的

ちなみに新学習指導要領では下記の3点が目的と記載されています。

①「プログラミング的思考」を育むこと

②プログラムの働きやよさ、情報社会がコ ンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解 決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと

③各教科 等での学びをより確実なものとすること

 

①の「プロ グラミング的思考を育むこと」については、上記に記載している通り段階的、論理的に物事を考えれるようになることを指していると思われます。

②についてはIT技術を理解し、活用できるようにすることでしょう。

③については、はじめは「どういうこと??」と思ったのですが、実例が書いてあって「例えば、算数科において正多角形について学習する際に、プログラミングによって正多角形を作図する学習活動に取り組むことにより、正多角形の性質をより確実に理解することなどを指しています。」とのことです。

つまり、各教科の学習内容を、プログラミングを通して理解を深めるということでしょう。

 

まとめ

私の意見では「無理にやらなくてもいいけど、余裕があれば一度受講してみて楽しければ続ければいい」と考えています。

あくまでも、国語算数などの基礎教科が最も重視すべきで、そのうえで余裕があれば一度プログラミングに触れてほしいなと思っています。そして、楽しいと感じれるのであれば、必ず何かしら力がつくので続けてもらえればなと思います。

ちなみに、近所にプログラミング教室が無い人でも、書店にプログラミングの本も多々ありますし、自分でも充分勉強することが可能ですので、余裕があれば一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

独立系SIer(システムインテグレーター)にて様々な金融系システムのプログラマーから、リーダー、プロジェクトマネージャーを担当。要件定義フェーズから設計・開発~運用・保守までの工程を経験。 SIerを退職後、ヨーロッパ移住し2年間過ごす。 ヨーロッパにて家族のあり方や、子供への教育、仕事への捉え方など、日本とは異なる視点を学ぶ。 帰国後、2016年にキッズITコンサルティングを立ち上げ、小学生向けプログラミング教育事業を開始 2017年4月時点で合計80名以上の生徒にプログラミングを教える。 2017年5月より事業者および個人向けのホームページ作成支援サービスを開始。 2017年9月より合同会社キッズアイティとして登記予定。