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前回はプログラミング教室の始め方として場所探しから教材について説明しました。
[sitecard subtitle=プログラミング教室の始め方 url=https://kids-it.net/pgmstep1/ target=]
今回は、教室の人数・料金設定から集客までを私の体験を元に説明したいと思います。
STEP5 受講人数・受講料設定
1回の授業で教える人数や月謝、授業頻度によって、収益が大きく変わります。
本来は教材費や場所代などの固定費をベースに、損益分岐点を考えながら計画する必要があると思いますが、私は自分の子供が受講すると仮定して決めてしまいました。これが大きな失敗でした。。。
受講人数について
一度に教えれる受講人数については、自分のスキル(プログラミングスキルだけでなく、子供との接し方、対応など)による部分も多いかと思います。
なので、初めは少なめにしておいたほうが良いでしょう。
ただし、初めから【定員3人】とかにしてしまうと、それ以上対応できるスキルになったとしても増やす事ができません。
というのも、お客様側からすると人数が少ないほうが良い(手厚く教えてくれる)と考えるため、増やす際に同意が必要となってしまいます。
なので、【定員6人】などにしておいて、コロナ等の事情があって、現在3名までしか取らないと伝えておくのも一つの手と考えています。
なお、私はスクラッチにて各自のペースで進める教材を使っていますが、生徒のスキルによってはかなり手が取られるので、1名の講師に対して6名までが限界かなと感じています。
それ以上の生徒数の場合はパートさんを雇う事にしています。
受講料設定
1回の授業の受講生人数が決まれば、あとは競合他社や自身の固定費などを考慮して月謝を設定します。
私がここで失敗したのが、「自分の子供が習うんだったら〇〇〇円位が妥当かな~」と安易に決めてしまった事です。
当時、プログラミング教室があまり無かったこともあり、値段感がわからずに適当に決めてしまいましたが、結果的にはかなり安い金額設定にしてしまいました。(相場の2/3になってしまった)
プログラミング教室で教えている先生の中でIT業界経験者は以外に少なく、本来であれば付加価値として高く設定すべきでした。
商品(サービス)の価格は、自分の自信に比例するので、明らかに当時は弱気だったと反省しています。
とりあえずは、他社の金額を真似してシミュレーションしてみましょう。それをベースに値決めを検討すれば良いと思います。
値下げはいつでもできますが、値上げはなかなか大変なので慎重に決める必要があります。
STEP6 開始時期の設定
教材や人数、月謝などが決まれば、次はいつから始めるかを決定しましょう。
新規で入会してくれる人が多い時期は偏りがあり、私の感覚では2~4月の春先と、夏休み明けの9~10月が多い感じがしています。
集客には準備も含めて少なくとも2~3か月は必要となりますので、その辺も踏まえて決めるようにしてください。
また、初めの1~2回の授業は無料体験会として開催しましょう。
通常の授業が開催された後は、体験会を別途開くのは大変かと思いますので、授業見学&無料体験として案内すると良いでしょう。
STEP7 集客方法
まずは開催場所周辺にてプログラミング教室を開講する事を知ってもらう必要があります。
お金を書ければ様々な広告が可能なのですが、まずは低コストで集客をしてみて、何が効果的なのかを把握する必要があります。
チラシ
個人的にはチラシが一番効果があると実感しています。うちのプログラミング教室も、開講当初は約90%がチラシからの問い合わせいただきました。
完璧なチラシを作るのは時間もコストも掛かりますが、ネット印刷の会社などでテンプレートも配布されているため、そこに情報を記入するだけでもそれなりの見栄えになります。
印刷は、自宅で実施すると高くなるので、ネット印刷会社(ラクスル、印刷通販プリントパック)などで依頼した方が良いでしょう。
ただ、配布については、自分で配ったほうが良いと思います。その理由としては以下のとおりです。
・子供が居そうな家に投函できる
・対象地域に詳しくなる
・思いのほかポスティングは歩いて疲れるので、教室開講に対する意識も積みあがる
・チラシに念を入れれる
特に最後の「念」は重要で、非科学的ですが思いのほか効果のある重要な概念です。
「うちに来たら絶対にお子様のプラスになるぞ!!」と念じながらポスティングしましょう!
ホームページ
ホームページを持っていることで信頼してもらえるメリットがあります。
チラシを見て、ホームページで詳細を確認して、問い合わせフォームから無料体験を申し込むという流れです。
もちろんWEB検索から申し込みに繋がるパターンもありますが、私が開業した当初はその流れは少なく、チラシが起点となるパターンが多かったです。
ホームページを作るために、ロリポップなどのレンタルサーバーを借りてワードプレスなどで構築するのも手ですが、初めは簡単に作れるwixやJimdoなどでもOKです。
教室の説明と問い合わせフォームを作って、申し込みの流れを作りましょう。
ポータルサイトへの登録
ホームページだけでなく、地域の習い事登録や趣味ナビなど、無料で登録できるポータルサイトがありますので、そこに登録しておきましょう。
趣味ナビとかの場合、問い合わせフォームなども完備されているので、ホームページを作る時間がなければポータルサイトだけに登録して運営するのも一つの手です。
登録して損は無いので、是非活用しましょう。
まとめ
以上が受講者数設定・受講料設定から集客まで流れとなります。
集客をしたことが無い人の場合、実際にやってみると、思ったより大変な事に気づくかと思います。(私もそうでした)
ただ、ある程度数をこなしてくると、どれくらいチラシを配布したら、どれくらい反応があるかが判断できるようになってきます。
そして、初めはチラシベースでしたが、軌道に乗り始めると友人や口コミ、WEBからの申し込みが増えてくるのでとても楽になります。
現在弊社のプログラミング教室については、チラシによる集客は一切やっていませんが、ありがたいことにご兄弟やお友達、WEBからの申し込みが大半を占めており、開講当初に比べて集客コストや時間は格段に減らす事ができるようになっています。
初めは大変なのですが、頑張れば報われると信じて、気合を入れてやっていきましょう!
次回は授業の準備について説明しようと思います。